いま一曲できた。

先週一週間やっていた作業にあまり納得できず、結局昨日全てボツにして一からやり直していました。

作曲しているときに、どうにもうまくいかなくなることがあると、大抵の場合はボツにして一から作り直します。もちろんこれは個人的な経験則なので、完全に自分限定のものです。何となくの感覚なのですが、うまくいかないものは最初に問題がある場合が多く、一から作り直すことがいいものへの一番の近道で、それは時間的にも効率がいい。折角の作った曲に固執してしまうと、結局上手くできずに時間ばかり使ってしまう可能性が高いと思っています。

ただ、だからといってうまくいかなくなったらすぐにボツ、というわけにはいきません。ボツにする判断もまた、自分でしなくてはいけないので、それには慎重になります。もう少し作曲を進めて、いい結果に繋がる可能性も多いにある。大抵の場合は、一度寝て次の日の朝に聴いて判断します。寝ることで脳が整理されて、いいか悪いかの判断が明確/明快になります。時間があまりない時は、15分程の仮眠後に判断します。どんな状況でもできる限り、冷静に見極めようとします。そのためには必ず、作曲でヒートアップした頭を一度クールダウンさせる必要がある。

思考や感覚で動き続けていた脳に休憩時間を与えることで、新たに動く隙間を作ります。


今回も色々な作業を行い、何度も聴き直したり、手を加えてみた結果、作業をボツにすることに決めました。データは念のためにとっておきますが、それにタッチすることは今後ほとんどないと思います。いままでもそうでしたので。

それで、昨日から作業を振り出しに戻し、一からやり直したのですが、もう一曲完成してしまいました。ボツにしたデータでは一週間かかって15秒しかできなかったのが、やり直しは一日半で4分45秒の曲になりました。

この曲は「TOKYO nude」と全く同じ素材を、全く違う使い方をしてできた曲です。

もう何曲か書いて、発表しようと思っています。