12日に手に入れた本

12日、ギャラリー小柳で開催中の束芋個展「ててて」を見に行きました。


束芋個展「ててて」 ギャラリー小柳
http://www.gallerykoyanagi.com/exhibition.html

あたり前のことが、あたり前じゃない状況で出会うことで、いままで見えなかったものの見方を教えてくれる。もしかしたら、そこで見えたものこそが「本当」を伝える姿なのではないか。
そんな感想を抱く展覧会だったと思いました。


で、そこで手に入れました、束芋さんの作った絵本「惡人」。しかも、ギャラリー小柳で購入したのでサイン付きでした。


束芋「惡人」 朝日新聞出版社

朝日新聞に連載されていた吉田修一「惡人」の挿絵を束芋さんが担当していて、そこで掲載された全ての挿絵を使った絵本です。束芋版「惡人」。
いま読み始めたところですので、感想は後日書きます。

今回見に行った個展では、この「惡人」の豪華版も展示されていました。豚の皮や人の髪の毛を使い、一冊一冊が完全に手作りの重量感のあるものです。それは素晴らしい出来で、この豪華本を見るためだけにギャラリーに足を運んでもいい程です。その上、桐の箱に入っていて、世界に8部だけの完全限定版。既にほとんどが購入予約済みで、この機会を逃したら目にする機会はほとんど無くなってしまうかもしれません。


ギャラリーを見た後は青山ブックセンターで行われた束芋さんのトークショーを見に行きました。
「惡人」の制作話を中心に、ヴェネチア・ビエンナーレのことなど一時間半のトークはあっという間でした。面白かった。


12日は束芋な一日。