いつの間にかソン・ガンホのファンに

最近、気分転換は映画なのですが、その中でも韓国映画にはまっているのは以前ブログでも書いた通り。まだそれほど量は見ていませんが、気になる俳優もちらほら出てきました。

そのひとりが、なんと言っても「ソン・ガンホ」。


ソン・ガンホ

韓国映画をちゃんと見始めてから2本目の「シークレット・サンシャイン」で準主役として出演しているのを見て以来、「JSA」、「親切なクムジャさん」、「渇き」、「殺人の追憶」、「大統領の理髪師」、「シュリ」等、出演映画を見れば見る程その存在が気になるようになりました。世間でもてはやされている、いわゆる韓流スターとは違いますが、味のある深い演技が魅力的です。

田舎の男性から刑事、兵士、神父とその役柄は様々ですが、人間クサさとそのクサさから来る内面の葛藤が演技に細かく反映される。映画を見ていく中で、時間経過に伴う心情の変化を強く感じる俳優だと思います。ただ、”気持ちが変化した”ということが表出するのではなく、微細な変化の集積を見せられるような印象。音楽で言うところのミクロポリフォニーでしょうか。
僕にとってソン・ガンホはミクロポリフォニー的俳優ですね。

まだまだ見ていない作品も沢山ありますので、見るつもりです。


*ミクロポリフォニー
http://en.wikipedia.org/wiki/Micropolyphony