鉄割アルバトロスケット「鉄割ベガズバンケット」を見て
25日、戌井昭人さんが脚本を担当されている、鉄割アルバトロスケットの最新公演「鉄割ベガズバンケット」を見てきました。
鉄割アルバトロスケット http://www.tetsuwari.com/top/index
鉄割ベガズバンケット http://www.tetsuwari.com/schedule/show/9575
はじめての鉄割体験だったのですが、もうぶっ飛んでしまいました!
面白い、ばかばかしい、でもメチャクチャカッコいい!
2〜4分くらいの小作品が前後半合わせて35回(全35幕といえばいいのでしょうか)あり、俳優達がひたすら面白おかしく、そして何とも不思議な状況を熱演していきます。劇中は飲食自由で、会場ではビールも販売している、入口ではおかきとキャラメルをもらえる。そんな緩やかな雰囲気の中、本気で弾ける/本気で遊びきる大人達が作り出す鉄割の舞台に観客は食い入るように見つめ、大爆笑し、熱中します。
その本気度が何ともすごく、35幕、約2時間の公演はあっという間でした。身体がしびれるような、芯に響くようなジャムセッションを聴いた心地がしました。ソウルで、ファンキーで、ノイジー。
35全部の感想を述べるのは変なので、いくつかツイッタ−的に箇条書きで書いておきます。見た人にしか分からないものもありますのであしからず。
・冒頭の戌井さんのマイクパフォーマンスは灰野敬二顔負けのなんとも”過激!?”でカッコいいものだった。マイクを口の中に入れてしまうなんて。
・戌井さんの女装がなんとも上手く、妙なぬめりを感じる。
・園まなぶと灰野敬二的出で立ちの炭野さん、ギターが壊れちゃってプラグの接触不良音だけで音楽を奏でる。
・イグアナの見える刑事、バッド・ルーテナントそのまま。
・JAZZ JAZZ JAM、新聞紙で作った楽器のジャズトリオはJAZZでJAMだった。
・「野球やろうぜ、ヤクやろうぜ」が耳から離れないまま。
・「脳みそが邪魔だ」ってすごすぎるセリフにしびれる。
・ゆで卵にも字が書けてしまって焦る奥村さんは最高だった。
と、書き置きのような感想を書いてしまいました。
次の鉄割の舞台も絶対に見に行こうと思います。