8日、9日、10日、11日

9月8日
午前中〜午後にかけて作曲と譜面書きをすませ、夕方から恵比寿ガーデンシネマで上映中の「ミックマック」を見に。


ミックマック 監督:ジャン=ピエール・ジュネ 出演:ダニー・ブーンアンドレ・デュソリエ

ストーリーはこんな感じです。
「発砲事件で頭に銃弾が残ってしまったバジルは、ガラクタ修理屋のプラカールと出会い、ユニークな仲間たちと共にガラクタ集めを手伝うことに。新たな人生を得たバジルだったが、ある日、頭のピストルの弾を作っている会社と父の命を奪った地雷製造会社を発見。人生をメチャクチャにした死の商人に仕返しをしようと企む。」

アメリの監督ジャン=ピエール・ジュネの最新作ということで期待して見に行きましたが、期待通りという感じでした。アメリのコミカルな部分がより滑稽に、凝ったものになっていて、ニンマリから腹の底まで様々な笑いをもたらしてくれます。アメリでは恋愛がストーリーの中心でしたが、「ミックマック」は復讐劇。ただそこは単なる復讐劇にはすませず、ユニークなジュネ独特の描き方でシリアスさを極力省きながらも、シニカルさはきっちり盛り込んでいる。復讐のターゲットが、父の命を奪った地雷と自分が受けた銃弾を製造する兵器製造会社という設定からも、現在の世界情勢へのアンチテーゼは十分に感じられます。映画後半から最後のシーンへと至る展開は、なかなか好きでした。


9月9日
終日作曲。夜、本屋で「リバティーンズ」No.3を購入して、新宿にお酒を飲みに。

この日は将棋の王座戦 羽生王座ー藤井九段戦 第一局が行われていて、竹橋の日経新聞社のSPACE NIOでは渡辺竜王による大盤解説会も行われていました。
当初、この大盤解説会を見に行く予定でしたが、形勢が早い時点で羽生王座優勢に傾いてしまったので、結局行かずに新宿タワーレコードでOVALの「O」を試聴しながら定期的に携帯から戦況をチェックするのみにしました。
結果はもちろん羽生王座の勝ちでした。
藤井九段、10年ぶりのタイトル戦ですのでなんとか新王座になって欲しいのですが。第二局も楽しみです。


9月10日
終日作曲。
前日に購入した、ビル・エヴァンス・トリオとクラウス・オガーマン指揮のオーケストラの競演アルバム「SYMBIOSIS」を朝聴き、気分転換にはそれを何度も聴いていました。

Bill Evans「SYMBIOSIS」


9月11日
午前中で今週取りかかっていた曲が完成し、午後からゆっくりしました。
韓国映画「とかげの可愛い嘘」を見たり、友人に薦められた東村アキコの「ひまわりっ健一レジェンド〜」を読んだり。

東村アキコひまわりっ健一レジェンド〜」