近況10月8日

また日数が空いてしまいましたが、元気にしています。

8日は大磯での小澤忠恭さんの写真展を見に行きまして、ついでに大磯の海も味わってきました。大磯、いいところですね。歴代の首相や著名人が別荘構えた理由がわかるような気がしました。空気が軽く、のどか、おまけに町中の道が入り組んでいて離島か何かに来たような気分にもなれる。海が混雑する夏でなかったこともよかったです。
小澤さんの展示は大磯の2つのギャラリーで同時開催していまして、ギャラリーさざれ石では「Flower」、ギャラリー大磯では「透明球」と題された作品群が展示されていました。

「Flower」は小澤さんのご自宅の庭に咲いている花を撮り、加工を施した作品、花の色調を変化させているのですが、星雲や銀河を想像させるような/小宇宙を見ているような美しさを感じます。美の形には、大きさのレベルに関係なく共通の構造/構成があるのだと気付かされる作品でした。

「透明球」は、ヌードのダンサー/滝という二つの躍動的なものの一瞬を切り取り、そこにフォトショップで水晶体を浮かべた作品。激しい動きの過程を切り取られた被写体は、「今にも動き出しそう」という以上に「今も動いているよう」、そこに支配者のように静止した水晶体が存在する。動と静が一枚の写真に納まっているのですが、静の方がその一枚の中での存在位置が強い印象を受けました。

小澤さんとも久しぶりに色々とお話しさせて頂き、夕方頃帰ってきました。


(おまけ)
最近見た2本の映画です。


グエムル-漢江の怪物- 監督:ポン・ジュノ 出演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル



光州5・18 監督:キム・ジフン 出演:アン・ソンギ、キム・サンギョン、イ・ヨウォン