最近のメモ

ブログらしいブログをもう1ヶ月以上書いていません。15日のライブが終わったらジャンジャン書いていきますので、よろしくお願いします。


いまライブの準備、作曲に勤しんでいるわけですが、もうラストスパートなので頭も手もフル稼働しっぱなしです。夜は電池(もちろん体の中のエネルギーという意味での)が切れるまで曲を作って、切れたら倒れるように寝ます。そして、充電が完了したら目覚めて(大体朝の7時です。僕はなぜかきっかり7時に起きることができる)、NHKの朝ドラ「てっぱん」であかりちゃんの笑顔を拝んでから、作曲開始。この繰り返しでもう2ヶ月過ごしている感じでしょうか(「ゲゲゲの女房」が終わった時はまた夜型に戻るかと思いましたが、「てっぱん」があるおかげでまだ朝型です。瀧本美織さんいいですね)。


今作っている曲については後でじっくり書きますが、2月に上演した「TOKYO nude」は構成まで東京の地理条件(フィールドレコーディング地点間の時差)を用いて行ったのですが、今作っている曲はできる限り構成を排除しています。もちろん曲である以上構成はあるのですが、<Aメロ→Bメロ→サビ>のような音楽的構成/形式は排除して、30秒〜1分程度の断片の結合によって曲を作っています。断片は前後関係があるものもあるし、全くないものもある。それらがいくつか繋がって一曲ができています。


コンピュータで曲を作る以上、音色だけでなく、構造にもフレキシブルに対応していきたい。そうなると従来の構成や形式にコンピュータで作った音を当てはめていっても意味がないと思いました。それで沢山の断片を作ることにしたわけです。だから、全体的にはミニマル的なアプローチも、ドローン的なアプローチも入っているのですが、構造としてはそれらをカットアップで繋いでいっている。いろいろな要素がごちゃ混ぜになっているもの/一つの曲に複数の性質を持たせたものを作りたかったのです。


そして、そうすることでしか、2月に上演した「TOKYO nude」の反対に位置するものを作ることはできないと思いました。


さて、まだ全曲完成していませんが、12月15日のライブはどうなるでしょうか。それと同時に、ピアノでの作曲も始めました。これは全く違う企画ですが、すごく面白いものなのでいい作品にしていきたいです。